
「宗像日本酒プロジェクト」とは
米農家、酒蔵、酒販店、飲食店、そしてお酒を飲むあなた。
みんながお酒を通じて共に少しずつ協力し合うことで実現できる環境回復活動。
それが「宗像日本酒プロジェクト」です。
我々が推奨する難しくない自然栽培の稲作法を広げることで、田んぼを通る川から海に流れ出る水を農薬や化学肥料で汚すことなく、キレイな水のまま循環させ、ホタルが帰ってくるような場所を増やしたい。
その想いを広めるためには多くの人にお米を買ってもらう必要があります。いち農家のお米の販売だけでは限界がある。そこで我々が考えたのが、日本酒。思いに共感した酒蔵、酒販店、飲食店と共にこの日本酒を販売することで、より多くの人達に日本酒に込めた想いを届け、仲間の輪を拡げています。
多くの人たちがこのお酒を飲んでくれることで、この農法をやりたい、
と考えてくれる米農家が現れてくれる。米農家だけでなく、酒蔵、酒販店、そして飲食店が潤い、循環社会をつくることが出来れば、別の地域でも同じような動きが生まれるかもしれない。
我々、一人ひとりが出来ることは小さいかもしれないけれど、それぞれの特徴を活かし、協力しあうことで、自分たちの活動が「環境回復」に役立つ事になる。熱い想いを動力源にみんなの心の風車を回しましょう。
その想いが積み重なることで大きな力になると我々は信じています。
宗像日本酒プロジェクト全体図
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宗像の酒米づくりから農家の所得、
環境を変えていく -
「“自然栽培での稲作は難しくない”ことを一般の人や米農家に知ってもらいたい。そして、自然栽培の稲作が広がることで田んぼを通る水がきれいになり、ホタルが帰ってくるような川になり、さらには海がきれいになる環境回復を目的とした活動です。」と、発起人、農業福島園代表 福島の想いがありました。また、全くお酒が飲めなかった福島が飲めたお酒、それが自然栽培の酒米から醸された阿蘇のお酒でした。「自分もこんなお酒になるお米を作りたい、そしてそのお酒を飲みたい。」と、その時に感動した想いとが重なり、宗像日本酒プロジェクトは始まりました。
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酒販店、酒蔵がプロジェクトの想いに共感して生まれたお酒
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当初数カ所の酒蔵に相談しましたが、先方の体制や想いのマッチングで折り合いがつかず、酒造りを担ってくれる酒蔵が見つからず難航しました。しかし、福島の「無農薬の米作りを広めたい」という強い想いが、福岡の酒販店 とどろき酒店から、創業200年の久留米の酒蔵山の壽酒造へと繋がり、日本酒づくりが本格的に進み出しました。
初年度は2017年山田錦の収穫から始まり、翌年2018年の2月に酒を仕込み、そして5月に「山の壽 【純米酒】宗像日本酒プロジェクト」が世に誕生しました。ありがたいことに販売早々に蔵元完売。2018年第7回 福岡県酒類鑑評会で金賞も受賞。さらに地元宗像で長年自然栽培の米づくりを行っていた石松もプロジェクトメンバーに加わり、2年目も1年目同様、蔵元完売。そして第8回福岡県酒類鑑評会金賞を受賞、2年連続金賞受賞となりました。
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自然の流れに逆らわない自然栽培の米づくり
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宗像日本酒プロジェクトで行っている自然栽培のお米づくりがどのように行われているのか説明します。福島は熊本県環境保全型農業技術研究会で当たり前のように行われていたジャンボタニシ(正式名称スクミリンゴガイ)の食草習性を活用した除草法と農薬、化学肥料を使用しない米作りを目の当たりにします。就農して2年目の2009年以降から現在に至るまでその農法に習い、農薬、化学肥料を使用しない自然栽培の米作りを行っています。
食用として国内に持ち込まれた外来種であるジャンボタニシは、その後放置され野生化し、全国に拡大。水田の稲を食べてしまうことが問題となっています。一般的には農薬で駆除するのですが、確実に絶滅させることは不可能ということもあり、逆にジャンボタニシに雑草を食べさせることで、除草剤を使わない農法が生み出されました。
通常であれば稲も食べられてしまいますが、水管理によってジャンボタニシの動きをコントロールします。少し食べられてしまったり、化学肥料を使わないことで収穫量が減ることはありますが、農薬や化学肥料の購入費、および散布作業の手間が省け、適正価格で売買できれば収支が大きく変わることはありません。
注意点としては、ジャンボタニシがもともといない地域にはジャンボタニシを持ち込んではいけません。外来生物法で『要注意外来生物』に指定されており、「未定着の地域に放すことのないよう注意すべき」とされています。この自然の流れに逆らわない農法を使って飯米、酒米を栽培しています。
除草剤を使わないジャンボタニシ除草のポイントは水管理です。これはジャンボタニシの動きをコントロールします。水深が浅くなるとその分、ジャンボタニシの動きが鈍くなります。ジャンボタニシは1㎡に体長1~2㎝ほどのものが1~2個いれば草がなくなるほど、除草効果が高いのです。ジャンボタニシ。タニシの口元に稗(ヒエ)の葉が見えます。稲の茎より柔らかいのでこちらから食べますが近くに何もなければ仕方なく稲も食べられてしまいます。そこで水を落とすことで動けないようにして稲を守ります。すこし低いところは水が溜まって稲が食べられてしまいますが、水の出し入れだけで田んぼ全面の除草ができます。
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米農家だけではない酒蔵、酒販店、飲食店なども
関わるプロジェクトに -
田んぼという大量の水を使う農業において、自然栽培によって川をきれいにし、その先の海がきれいになる環境回復を目的とした、宗像日本酒プロジェクトを飛躍させる上でも、今関わってくれている方々と想いを共有しようと、生産者である農家、製造者である酒蔵、流通の酒販店と飲食店、そして応援してくれる消費者が集結。発起人である福島の想いの共有、稲の栽培方法、酒造りの現場見学を行いました。その内容を踏まえて、みんなで何ができるのか意見交換を実施。この会で意識が共有でき、「日本酒」というツールを通じて業界の垣根を越えて、お互いの仕事の中でできることを少しずつ持ち寄り、やれることをやる「トゥギャザーしよう!」の合言葉が生まれました。
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ロゴへの想い そして、ホタルがいる未来を
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環境回復の最終目標はあるけれど、米農家、酒蔵、酒販店、そして飲んでくださるお客さんがいなければ日本酒プロジェクトは成立しない、人と人との繋がりや想いがあってこそ。ロゴのカタチは宗像の「ム」。そして「三つの盃」が支え合うことで世の中が良くなる三方良しの考えを。このプロジェクトが動き出した時のことを絶対に忘れてはいけない、その想いをロゴに込めました。熱い想いを動力源にみんなの心の風車を回しましょう。一人ひとりの力は小さいかもしれないけれど、その想いが積み重なることで大きな力になると我々は信じています。
そして、このお酒とその仕組を多くの方に知っていただき、仲間になっていただけたら幸いです。またこの農法を取り入れたい農家さんがいたら、プロジェクトメンバーがしっかりとレクチャーいたします。地域は宗像に限らず、他地域でプロジェクトが生まれても良いと我々は考えています。多くの地域で循環式農業が実現できれば、環境にとっても農家にとっても大きな力になると思っています。
農薬や化学肥料が流れない川が海まで届き、環境を守る一助となり、雨雲となって山に雨を降らせ、川に戻っていく。その循環をつくり、ホタルが住める環境を作っていくことが出来たら。そんな壮大だけれども一歩一歩、みんなにとって住みよい社会が日本中に増えたらと思っています。。
プロジェクトコアメンバーの
紹介
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場所や立場を問わず、
未来の新たな風を起こす仲間を
我々は求めています。 -
米農家、酒蔵、酒販店、そして飲んでくださるお客さんがいなければ日本酒プロジェクトは成立しません。
このお酒とその仕組を多くの方に知っていただき、仲間になっていただきたいと考えています。
特に共に酒米を作ってくれる米農家の方を探しています。
農薬・化学肥料を使わない米作り、そしてプロジェクトにご興味ありましたら、ぜひご連絡ください。
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福島 光志 /プロジェクト発起人・農家
宗像日本酒プロジェクト発起人。農薬、化学肥料不使用のお米づくりから宗像を、九州を、日本を、世界を、宇宙を、より良い環境に変えていけたら、という熱い想いの男。跡継ぎのいなかった母方の祖父母のもとへ養子となって農家を継ぐことを、高校の進路と同時に決意。熊本の阿蘇にある東海大学農学部で稲の自然栽培を研究する恩師と出会い自然栽培を志す。就農後8年ほどを要し、安定した経営ができるようになると、この稲作をもっと広めたいと思うようになり宗像日本酒プロジェクトを立ち上げ、一つのライフワークとなっている。
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石松 健一郎 /農家
福岡県農業大学校研修科を経て就農。元々ジャンボタニシ農法を父の代から行っていた農家。日本酒大好き。福島の想いへの共感と酒好きが相まって平成30年度よりこのプロジェクトに参加。
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斉田 匡章 /山の壽酒造
写真家・北アルプスの山小屋等様々な職業を経た後、創業200年の酒蔵「山の壽酒造」へ入社。新体制「山の壽」の酒造り・ブランディング・PR・営業企画などを担当。
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光瀬 久美子 /PR・広報
福島と酒販店をつなげ、このプロジェクトの仕組みが生まれるきっかけを作った繋ぎ手。お酒が好きで、生産者や造り手とは違う消費者側に近い視点で、本プロジェクトを支えてくれるメンバーの一人。
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谷口 竜平 /プロデューサー
プロジェクトチーフプロデューサー。福岡県宗像市出身。プロデューサー・ディレクター・デザイナーとして企業・団体、商品・サービスなどのブランドづくり、コンセプトメイキング、事業戦略のサポートを行う。
よくあるご質問
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- 本プロジェクトのお酒を取り扱いたい(酒販店様)
現在は山の壽酒造様が製造したお酒のみになっており、お取り扱いに関しては直接山の壽酒造様へお問合せをお願いいたします。
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- お酒の購入方法について
お酒の取扱店様は下部に記載しております。
この中で通販サイトを持たれている酒販店様をご紹介します。 -
- 本プロジェクトの栽培方法に興味がある/プロジェクトメンバーとして検討したい(農家)
当プロジェクトの栽培方法に企業秘密はありません。
会長の農業福島園、福島光志までお問合せ下さい。 -
- 宗像市外もしくは福岡県外だが自分の地域でもこのようなプロジェクトの取組みを行いたい
当プロジェクトは無農薬の水田を広げ、環境を回復していくことを目標としています。
そのため、宗像に限らずどの地位でもプロジェクトを行っていただきたいと考えています。
現在は宗像の名前を冠しておりますが、日本各地で同じようなプロジェクトが増えていくことを願っています。 ぜひ一緒に地球の環境回復につながる稲作を広めましょう!
お問い合わせ
クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて
56名の方から合計734,500円もの支援を頂きました!クラウドファンディングに
ご支援いただいた皆さま(順不同)
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染川 雄輔 様
長谷川 聡子 様
執行 沙恵 様
北野 千晶 様
斎藤 久美子 様
秋山 康二郎 様
仲野 久美子 様
小野 紘平 様
森脇 允法 様
大椛 まさし 様
中島 美紀 様
林山 龍二 様 -
森田 修 様
坂田 陽介 様
片山 悟郎 様
大村 亨 様
㈱雑談やコンサルティング 様
ねぎらーめん 様
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chougenbou 様
Lien 様
curious minds 様
Hanawooru 様
shiradog 様 -
zaitsu2019 様
hughugdonut 様
Yuki_No 様
fruittomatoman 様
Kikutake keiichi 様
YTanaka 様
masasusu 様
yoshida0808 様
ryujinagai 様
n.takiguchi 様
tomomichitakeda 様
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プロジェクト協賛企業募集中
宗像日本酒プロジェクトに協賛していただける企業を募集しております。我々の理念に共感いただけましたら、共に環境回復の未来をつくる一員として、ご連絡お待ちしております。
山の壽【純米】
宗像日本酒プロジェクト正規お取扱店
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- 信越地方
- ハトヤ酒店(長野県長野市)
- 近畿地方
- 伊勢の小西酒店(三重県伊勢市)
- 関西地方(順不同)
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サケフロマージュ香醸(兵庫県神戸市)
乾酒店(大阪府八尾市)